【完】トリプルスレット


その後、相手のスリーを封じ込め、私達は攻め続けた。


ゾーンディフェンスからの速攻と、リッキーとマイマイのセンタープレーで点数は39対38。


一点差で負けてはいるものの、追いついていた。



3クオーターはラスト22秒。



「ハア、ハア……」



ゾーンディフェンスを終え、オフェンスに向かいたいのに、足が動かない。


ゾーンディフェンスのトップの位置から、自群ボールになるたびに、シュートを狙いに走りすぎていたせいだ。



「心空!あと22秒、ふんばれ!」



私の横を、友梨が追い越す。



「っつ……」



私は乾いた喉をゴクンと鳴らして、首を縦に振った。


地の味がする……。