「ゾーンは1―2―2。トップは心空。後ろ2は友梨と瑞穂。インサイドは力石と舞」
「はい!」
「とにかく、インサイド二人はディナイ。簡単に中にボールをいれさせるな」
「はい!」
リッキーとマイマイが力強く頷く。
「心空についている8番はドライブインしてくる。そうなったら、友梨と瑞穂はカバーだ。
心空は抜かれたら追わない。空いているオフェンスへのカバーだ。お前の運動量なら間に合うはずだ」
「はい!」
私と友梨、瑞穂は目を合わせて頷き合った。
「そして、辛くても声を出せ。とにかくこのゾーンディフェンスは助け合いが必要になってくる。
一人でも声を出さなくなったら負けだぞ。いいか!」
ビーッ
第3クオーターが始まるブザーが体育館に鳴り響いた。

