【完】トリプルスレット


2クオーターが終わり、点数は35対30。

少しずつ差が縮まってきていた。



「よし、心空よく抑えた」



黒さんが拍手をしながら迎えいれる。



「お前達も、よく抑えた。申し分ないディフェンスだ」



そう言って後からベンチに入ってきた友梨と、マイマイ、リッキー、瑞穂も、労いながらベンチへと迎え入れた。



「友梨先輩が敵の攻めパターンを見抜いてくれたんです」



瑞穂がスクイズボトルを貰いながら、誇らしげに友梨を見上げる。



「たまたまだよ」



そう言って友梨はふと笑うと、すぐに表情を曇らせた。


どうしたんだろう……?



「ちょっとスコアブック見せてくれる?」



友梨は唐田さんからスコアブックを受け取り、ジッとスコアを見つめた。


そして、何かが分かったように、ウンウンとスコアブックを見ながら何度か頷くと、黒さんの元へと近づいた。