「オフェンスチャージング!白8番」
ワアアアーッ
「っしっ!」
私は小さくガッツポーズをした。
「ナイス、心空」
マイマイとリッキーが私に駆け寄り、脇の下を抱えて立たせてくれた。
「危うい勝負だったけど」
「ううん。もし、心空が抜かれたとしても、私がカバーする。だから、心空は一対一みたいに思いっきり勝負して」
マイマイが首を横に振り、私のお尻を叩いて笑った。
「そうだよ。それが心空の持ち味だから。思い切ってプレーして」
リッキーも私のお尻を叩いてガッツポーズを向けながら、オフェンスの位置に走って行った。
『私たちは足りない部分を補い合いながら、試合してるの』
友梨の言葉が心にしみた。

