【完】トリプルスレット


「オフェンスチャージング!白8番」



ワアアアーッ



「っしっ!」



私は小さくガッツポーズをした。



「ナイス、心空」



マイマイとリッキーが私に駆け寄り、脇の下を抱えて立たせてくれた。



「危うい勝負だったけど」



「ううん。もし、心空が抜かれたとしても、私がカバーする。だから、心空は一対一みたいに思いっきり勝負して」



マイマイが首を横に振り、私のお尻を叩いて笑った。



「そうだよ。それが心空の持ち味だから。思い切ってプレーして」



リッキーも私のお尻を叩いてガッツポーズを向けながら、オフェンスの位置に走って行った。



『私たちは足りない部分を補い合いながら、試合してるの』



友梨の言葉が心にしみた。