「ボール!」
私は、ボールに触れるか触れないかのところまで右手を前にだし、プレッシャーをかけた。
8番は私のプレッシャーに臆することもなく、さらりと右へバウンズパスを出した。
4番にパスが渡る。
「ボール!」
友梨がすかさずボールチェックをする。
バウンズパス。
ゴール下にいた6番にパスが送られる。
6番は両肘をぐっと張り、腰を低く構える。
マイマイが押し負けまいと、腰を更に低く落とす。
センター勝負……?
と、思いきや、8番が左へフェイントをかけて、右へ走りこんだ。
そして、センターからパスを貰った。
友梨と相手チームの4番は反対側に切れていなかった。
やっぱり8番で勝負なんだ!
私は身構えた。
絶対負けない!!

