【完】トリプルスレット

この気持ちを無性に内野コーチに打ち明けたくてしかたなかった。


けど、あんなに嬉しそうに試合を楽しみにしている内野コーチに、そんなこというのは野暮な気がしたんだ。


「明日、出たくないな・・・・・・」


ポツンと呟いた言葉に自分でも驚く。

私はそんな弱気な気持ちを断ち切るように、ソファーから勢いよく立ち上がった。





次の日の早朝。

共に決勝リーグに進んだ男子チームと一緒に、朝のランニングをしていた時だ。


愛都が私の隣に並んだ。


「ココちゃん?」


愛都が私の前に走りこみ顔を覗き込んだ。


「ん?何?」