着替えを終えて、内野コーチが待つ体育館に足を運んだ。
ガラリと体育館の扉を開けると、内野コーチがシュートを黙々と打っていた。
私が体育館の扉を開けた音にも気づかない。
私はその姿に見とれ、しばらく眺めていた。
ぶれることなく、クルクル回りながらゴールネットに吸い込まれていくボール。
「内野コーチ」
「お、来たか。帰るぞ」
内野コーチは床に転がるボールを拾い上げた。
私は小走りで内野コーチに近づいた。
「内野コーチ。あの、内野コーチは試合出ないんですか?」
「いきなりなんだよ。なんでそんなこと聞くの?」
「いえ・・・単純に内野コーチがプレーしているところを見てみたいなって・・・それだけです」
「んー。それは無理だな。俺はプレーヤーとしてバスケしないって決めてここに来たわけだし」
ガラリと体育館の扉を開けると、内野コーチがシュートを黙々と打っていた。
私が体育館の扉を開けた音にも気づかない。
私はその姿に見とれ、しばらく眺めていた。
ぶれることなく、クルクル回りながらゴールネットに吸い込まれていくボール。
「内野コーチ」
「お、来たか。帰るぞ」
内野コーチは床に転がるボールを拾い上げた。
私は小走りで内野コーチに近づいた。
「内野コーチ。あの、内野コーチは試合出ないんですか?」
「いきなりなんだよ。なんでそんなこと聞くの?」
「いえ・・・単純に内野コーチがプレーしているところを見てみたいなって・・・それだけです」
「んー。それは無理だな。俺はプレーヤーとしてバスケしないって決めてここに来たわけだし」

