あたしは窓から離れて
机の上に置いてある箱から
ローファーを取り出す。



「夕季!靴持って」


「はいよ」



靴を持たせたあたしは
窓を乗り越えて夕季の部屋にお邪魔する。





「あ、新しい漫画だ」


「おー、昨日兄貴から借りた」


「しかも、あたしが見たかったやつ」


「だろうと思って借りたんだよ」





さっすが夕季と言って漫画を読みはじめる






やっぱりこの漫画面白い



あたしの目に狂いなし!






「壱瑠学校行くぞ」


「読み終わってない」


「また家に来ればいいだろ?」


「うーー・・・よし!行こうか!!」


「あいよぉ」