幼馴染としてあたしと君は出会った。


家は隣どうしで部屋も近くて
窓を乗り越えていつも遊びに行き来してた。





「夕季ー入学そうそう
遅刻する気満々か?」




雲ひとつ無い青空の朝



新しい制服に身を包んだあたしは
窓を開けて幼馴染


間 夕季(はざま ゆうき)


の窓をコンコンと叩く。







しばらくして窓が開く



「遅刻しねーし
入学式くらいは出ろって
昨日の夜散々言ってきたの壱瑠だろ」


「・・・あぁ、言ったねぇ」


「忘れてたのかよ・・・」