青蝶夢 *Ⅱ*

「さあさあ、イブキ
 贅沢三昧、エビづくし
 ご賞味あれ」

芳野に進められるままに
海老料理を、一口食べる伊吹
・・・二口、三口・・・

「ほらっ、これも
 食べてみ」

見かねた茅野さんが伊吹に
助け舟を出した。

「イブキ
 無理することないよ

 ヒイロさん、ごめんなさい
 イブキ、海老が苦手なの」

「うわ~、もう駄目・・・
 食えない」

その言葉に反応する、芳野。

「イブキ・・・
 お前が海老が嫌いだなんて
 俺、初耳なんだけど・・・」

「嫌いっていうか
 苦手・・・?」

「海老を食えないなんて
 お前、マジかよ
 かわいそうな奴

 まっ、食えないなら
 仕方ねえじゃん
 ヒイロ、出してやって」