青蝶夢 *Ⅱ*

鍵を見つめて握り締める
私の手。

一歩前へ踏み出した貴方は
私の耳元で囁いた。

「今夜、したい

 お前に触れていい?」

頷く、私・・・

「いいの?
 そんなに
 簡単に同意して・・・
 
 朝まで眠れないよ」

芳野の耳元に囁く

秘色の甘い声

「夜まで・・・待てないよ」

芳野を見上げる秘色の
潤んだ瞳に溺れそう・・・

「なんてね
 
 早く、帰って来てね」

芳野は、にっこりと微笑んだ後
私の頭を撫でてくれた。