青蝶夢 *Ⅱ*

私は、携帯電話を手に持ち
母に連絡をする。

繋がらない電話・・・

藍が愚図って、散歩にでも
出かけたのだろうか?

私は次に、伊吹に連絡した。

貴方が今、仕事中なのは
分っている。

だけど、悲しみを抱えて
一人きりで電車に揺られ
家路に向かう事

・・・できない。

伊吹からの折返しの連絡を
何十分も待ったが無い。

諦めて、タクシーに乗って
帰ろうと立ち上がった私は
右手に握り締める携帯電話
を見つめた。

そして

ある人に電話をかける・・・