退院して、ひと月が過ぎた
ある夜、私は伊吹に真実
を話す事にした。

ソファーに座った私は、伊吹
に何て声をかければいいのか
悩んでいた。

そんな私のお腹に、伊吹は
ひざ掛けをかけてくれた。

肌寒い夜・・・

貴方は、以前のように
とっても優しく、私に
接してくれる。

「冷やすなよ」

優しい言葉は、私の胸に
突き刺さる。

もう、これ以上
隠してはおけない。

私は、殴られても耐える
しかない覚悟で

伊吹に告げた。

貴方の答えに、私は驚く。