青蝶夢 *Ⅱ*

私を見つめるように、貴方は
優しく、娘を見つめる。

薄っすらと微笑を浮かべる
芳野の横顔を茅野は見つめる。

そして、食事の途中に
彼女は、フォークを置いた。

そして、ずっと聞きたくても
聞く事のできなかった言葉を
私達に、問いかけようとした。

「ねえ、私
 どうしても一つだけ
 気になる事があるの
 
 今、ここで 
 確かめてもいい?」

「ダメだ」

即答する、芳野・・・

「答えられないなら
 答えなくてもいいよ
 
 どうしても聞きたいの?」