青蝶夢 *Ⅱ*

「パスタ、いいね
 
 ヒイロちゃんも
 パスタでいい?」

「はい」

偶然だけど、芳野が私の
食べたい物を分かってくれた
ようで、私は

それが、とっても嬉しい。

四人でテーブルを囲んで
料理を食べる。

昔、伊吹の部屋で四人で
珈琲を飲んだ時のように・・・

あの時は
伊吹と茅野さんが婚約していて
私の隣には、芳野がいた。

あれから、いろんな事があり
四人の心の奥には、今も正直
蟠りは存在する。

茅野さんにしてみれば
彼女から伊吹を奪い

今度は、芳野と結婚すると
言い出し

そして、別れた途端に今度は
伊吹と結婚するなんて・・・

彼女の大切な伊吹と・・・