冷たい月




『璃空』




璃空がビクッとした





『……ゴメン、シーツ…』




振り向かずに璃空が言う




俺は璃空の側に行き



『そんな事、気にするな』





後ろからキレイに光る背中を抱きしめて







『風呂入るか』







璃空が頷く







寝室から毛布を持って来て






璃空にかけてやり





風呂のお湯を沸かす