しばらくして




璃空が俺の腕からすり抜けようとした





『璃空、行くな』




璃空の腕を力いっぱい掴んだ





『良治…腕…痛い…』




『行こう』



『えっ!?』




驚いてる璃空の腕をそのまま引っ張って




俺は





授業中の誰も居ない校内を抜けて





裏の通用門から璃空を



自分の車の所まで連れて行き




『荷物、
取ってくるからここで待ってろ』






そう言って荷物を取りに更衣室へ


走った