頬に良治の温かい手が触れ、 顔を良治の方に向きなおされた。 まっすぐな視線で私を見ながら 『もう一度、呼んでくれ』 『良治』 名前を呼ぶとその目が優しい眼差しになり 私に笑いかけた。 『璃空にずっとそう呼んでもらいたかったんだ』 そう言いながら、親指で私の唇をなぞる。 優しい眼差しで私の目を見ながら……