冷たい月



先輩たちが引退し

私たちの代になった


キャプテンに指名された


特待生としてではなく
一般で入学したのは

部活を辞めても
学校に残れるように
考えての事だった


母が一生懸命
働いて通わせてくれるのだから
っていうのが一番だったかも



そんな私がキャプテンなんて…




伸びてきていた髪を
さっぱりしたくて切った


沙麻亜に
気合い入ってる!
なんて茶化されたけど
そんな意図はさらさらなかった




髪がさっぱりしたおかげで

同じフロアーにいる


あの人の事が



見やすくなった





先輩たちの手前
前は気にしないように努めてたけど


今は
時々気になって見てしまう