驚いたように テンが振り向いた。 『驚かして悪い!』 『あれ?なんで先生が??』 すごい不思議そうな顔で俺を見た。 『用事があるとかで頼まれて。 で、しかも いつもの時間より遅くなっちまって… モップ掛け手伝うな』 『すみません… じゃあ、半分ずつにしますか?』 『いや 一緒に全部かけないか?』 かなり勇気を出して言ってみた。 『………はい…』