『プ、プロポーズ?!』
『その時は
もっといい指輪をはめてやる』
『……』
恥ずかしくて
照れ臭くて
何も言えなくなってしまった
『ムーンストーンの指輪を
左手の中指に付けておくと
願いがかなったり
幸せになれるんだってさ』
『それで中指なんだ』
『だから絶対に外すなよ』
『何で?!お風呂の時とかは?』
『したままで大丈夫』
『わかった、外さない』
『約束だぞ
どんな事があっても外さないって』
『うん』
そして
またキスをした
左手の中指で
ムーンストーンが光っていた
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