*地味彼氏と地味彼女*




準也side



「あの…ご心配おかけしました…」



花音が少し涙ぐみながら言った。



俺は怒っている。



花音にたいしてではなく、俺自信に…



「何をしてたんだ?」



「準也さんからもらったストラップ…落としちゃったみたいで…それを探してたら…急にクラッときて…」



そんな事で…



俺はたまらなくなって思わず花音を抱きしめた。



「準…也さん?」



「すまない…」



花音は俺の腕の中で困惑しているのがわかった。



でも今の俺は…



花音を抱きしめずにはいられなかった。




そして俺は気づいてしまった…








俺の中に溢れる暖かい感情…



俺は…














花音が好きだ