「みんな知ってる。爽も心配して来てくれたんだ。」
そうだったんだ…
「爽兄ありがとう」
「別にいいよ。未来の弟も見れたしなっ♪」
そう言って爽兄が見た先は準也さんだった。
「ちょっ、森本さん!!///」
「爽兄何言ってるの!?///」
あたしは自分の顔が赤くなるのを感じたが意外にも準也さんの顔が赤い事にびっくりした。
「俺達邪魔者だからしばらく退散だっ!!」
爽兄のこの一言でてっちゃん、田原さん、爽兄が病室を出て行ってしまった。
準也さんと2人きり…
「あの…ご心配おかけしてすいませんでした…」
まだ…怒ってるのかな?
「何してたんだ?」
準也さんが窓の外を見ながら尋ねた。
「準也さんからもらったストラップ…落としちゃったみたいで…それを探してたら…急にクラッときて…」
あたしは途切れ途切れになりながら説明した。
なんか…
泣きそう…
すると急に目の前が真っ暗になった。


