花音side
なんか周りが騒がしいな…
そしてゆっくりと目を開けると真っ白い天井といろんな人が話をしているのが見えた。
「……てっちゃん?」
「花音!!大丈夫か!?」
あたしはまだ状況がのみ込めなかった。
確か体育館にストラップを探しに行って…
それからの記憶がない…
「あれっ?準也さん…どうしてここに…」
「お前体育館の倉庫の近くで倒れてたんだ…何してたんだよ」
ちょっと…怒ってる?
「ごっ、ごめんなさい…」
あたしは準也さんの迫力に負け、謝ってしまった。
「よっ、花音♪」
「そっ、爽兄!?って..あっ!?」
爽兄って言っちゃった!!!
「えーと…」
「もう知ってるよ」
てっちゃんが言った。


