ザー スゲー雨だな… 「ここにはいないだろ...」 そう言って引き返そうとした時... 「森本さん!!」 森本…? 花音!! 俺は声のする方に走った。 「花音!!」 そこには雨でビショビショになりながら倒れている花音と花音を抱えている女の子がいた。 「おいっ花音!何があったんだ?」 すると花音を抱えていた女の子が少し涙目で言った。 「あたしが来た時にはもうここに倒れてました...」 「熱があるな…」 花音の額はとても熱くてそして雨に濡れて震えていた。