*地味彼氏と地味彼女*





「今日雨とかマジ予想外なんですけど~。せっかくの俺のヘアーが~~~」



ヘアーって(笑)



「いいよな~お前は髪の事気にしなくていいしさぁー」



「こっちは他の事で苦労してんだよ!」



本当に…



人の気も知らないで…



「てかお前もモデルしたら?スカウトはされてるんだろ?」



龍馬は何回かスカウトはされているが全部断っている。



その理由は、龍馬が1番やりたいのは俳優だから。



「ん~なんつぅかプライド?俺はモデルで売れたから俳優じゃなくて俳優で売れたいんだよ」



「ふーん」



こいつは変な所で真面目なんだよな...



「ふーんってひどいな!!俺は真剣だぞ♪」



あまり真剣には聞こえねぇ((汗


「まぁ頑張れ(笑)」



「人事だと思って~~~あっ、人事か(笑)」



やっぱ馬鹿だな(笑)



「ヤベー!もうチャイムなる!いっそげ~♪」



そう言って龍馬は走り出した。


俺は少し飽きれながら歩くスピードをあげた。