*地味彼氏と地味彼女*





「こちらとしても花音がKanoとばれるのは困ります。ですのでお互いの秘密という事で…」



「わかりました」



いつからか俺の横に原ちゃんがいた。



「私、ジュンのマネージャーをしております、田原徹と申します。」



「あっ、どうも...」



Kanoも俺の時みたいに焦りながら名刺を受け取った。



「それではお互い秘密に...という事で...」



「はい。わかりました」



なんかマネージャー同士で話が解決したな…



「よし。ほら、早く教室行けよ!」



あっ...



忘れてた...



今学校の前にいるんだった...



「花音も早く行けよ?じゃあ俺はこの辺で…」



そう言ってKanoのマネージャー…哲哉さんは帰って行った。