*地味彼氏と地味彼女*




準也Side




俺がジュンだと知って混乱している時に自分がKanoという事がばれたというショックでしばらくKanoは固まっていた。




「大丈夫だよ。ばらさないから」


「本当!?」




おぉ...

びっくりした...


急にKanoが言ったから俺は少しびっくりしてしまった。



「あぁ。ただし…」



「わかりました。」




その声の主はKano…ではなくKanoのマネージャーだった。



「こんにちは。私、森本花音のマネージャーをしております。佐野哲哉と申します。」



そう言って佐野さんは名刺を差し出した。



「あっ、ありがとうございます」



俺は少し戸惑いながらも佐野さんの名刺を受けとった。