「遅れてごめんなさい!!」 「おう。大丈夫だ!」 楠瀬さんがニッコリ微笑んで言った。 「よし!じゃあ撮影始めるか!」 楠瀬さんのこの一言で現場が真剣な空気になった。 「よろしく」 そう言ってあたしに笑いかけたのはジュン。 ジュンは白いタキシードを着ていて凄いかっこいい。 まさに花婿って感じ(笑) あたしが隣とか釣り合わないんじゃ... 「そんな不安そうな顔するなよ...カメラに映るぞ?(笑)」 「う、うん!」 あたしはもう一度気合いを入れ直してカメラの前に立った。