「ジュンさんって結構無口なんですね」
Kanoが不思議そうに言った。
「そうか?」
「はい..なんかもう少しチャラい系かと…(笑)」
チャラい系って…(笑)
「こらこら!Kanoさんと仲良くおしゃべりしてないで!もう準備しろよ!」
原ちゃんが大声で言った。
「了解。んじゃ、また後でな」
そう言って俺はメイクにむかった。
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「おい、原ちゃん?今日どんな撮影なんだよ」
俺が今着ている衣装は…
ちょっとホストっぽい服だった。
「あぁ。今日は結婚式場のパンフレットの撮影だよ。主役はKanoちゃんだからお前はスーツ!」
「なるほどね...まぁ俺は何でも似合うけどな」
「はいはい(笑)ほら!行くぞ?」
「おう」
そう言って俺たちは撮影現場にむかった。


