「なぁ、お前から見た俺って
 どんな色?」



数日後、彼氏に聞かれた。






もちろん答えはただひとつ。





「んー。まだ教えるのは100年先
 かなぁ??」


彼の前を走ってとおりすぎた。



「おいっ!

 ちょっ。

 
 教えてくれよ!」





彼に腕を掴まれた。





「いいよ…あなたの色は…

 ─……─。」



振り向きながら口をあける。