空に届かないと
君が自嘲笑い浮かべる

空は抱けないと
僕は心爽やか笑ってる

生まれた時から片翼だと
思っていた僕の背には
無限の可能性があったの

光に包まれたなら
白い翼は見えなくて
闇に隠れたなら
黒い翼は見えなくて
不安定な僕等には
両翼があったの

空を飛びたいなと
君が俯き呟く

空は此処にあるよと
僕は君の胸を叩く

生まれる前から両翼だと
信じて生きてきたから
零に近い場所を見れるの

例えば君と手を繋ぐだけで
安らぐ僕は空を飛ぶ
例えば君と寝転ぶだけで
笑ってる僕は空を飛ぶ
空の水鏡から生まれた筈の
僕等には両翼があったの

空は繋がっているよ
逢えない君に
空は繋がっているよ
逢いたい君に

僕等は片翼を抱えながら
空を見上げて泣きながら
マイナスの無限と
プラスの無限を信じてるの

不可能が空と海の
青い境界線に広がるなら
変えてみせるよ
まずは逢いたい君に
この空を渡って逢いに行くの