ちらりと壁掛け時計に目をやり、 目が点になった。 「うっわ、こんな時間!? 行かなきゃ!」 慌てておにぎりを口に押し込むと、 あたしは鞄をひったくって家を出た。 「ユーズーホー!」 アラト兄が叫ぶ そしてこの兄達はどこかおかしい 「「「「「いってらっしゃい!」」」」」 妹(あたし)を、 「い、いってきます…」 溺愛している (ぶっちゃけ勘弁して欲しい)