「竹内っ!」 下駄箱からぶんぶんと手を振る。 竹内は歩くペースを変えないまま、だけど笑顔、で あたしの方に向かってきた。 「あっ、あのさ、今日は一緒に帰って欲しいんだ!駄目かな…」 胸の前に握りこぶしを作って返事を待つ。 なんでこの格好かは全くの不明 「え…あ……」 不自然に眼鏡を上げながら、 彼は小さく、いいけど、と言ってくれた。 「っしゃあ!」 思わず握りこぶしを上に上げた。