彼、…竹内は、 あたしの思っていた人よりもっと素敵な人であった 彼の言葉にはいつも納得させられてしまう。 それがたとえ間違ったことであっても、 あたしはそれを肯定してしまう位威力があった。 いつも真剣で、 現実をよく見ている。 オタクの要素があるが、 全然そんなの気にならなくて むしろ彼が執着しているものに妬くくらいで。 それは無機質なものなのに。 彼の、 一言一言があたしを埋めていった。