ぎゅっと彼を抱きしめた。




ロボットも私の背を抱えてくれた。






やっぱりそれは温かくて、この温もりがもう戻ってこないことを思うと、とても悲しかった。




心臓の音は、聞こえない。



脈も感じない。




けど、確かに彼もまた、
『生きている』のだ。





「ずっと友達だよ。忘れないで。約束だからね」

「はい、約束です」