私は自然な形で彼にもたれかかった。

ちょうど頬が、彼の肩に当たる。


ほとんど鉄のような骨格で作られたその肩は、温かい。


「何でしょう?」


これだけ近くにいると、声にもかすかな機械音が聞こえた。


この肩の温もりも、おそらくは起動中に発生した熱にすぎない。


「ヨルはロボットで私は人間だけど、友達、だよね……?」

「アサさんがそう言ってくれるのなら」


変だなと、自分でも笑ってみる。
だけど、私はそれを恥じたりしない。


彼は一生懸命私を助けてくれた、私のかけがえのない存在なのだから。