手に包丁やナイフ、カッターやハンマーを握り締めた男達。

それぞれの凶器には、血糊がベッタリとこびりつき、それが乾き始めて赤黒く変色していた。

若い女を何度犯したのか。

その獲物に興味を失い始めた頃、彼らは新しい玩具…俺達を発見した。

特に俺の隣に立つ、気の強そうな若い娘…ハルカに興味が注がれる。

この女はどんな反応を示すのか。

どんな声で鳴き、どんな表情で脅え、どんな断末魔を上げるのか。

そんな嗜虐と愉悦だけの為に。

ジャリと。

ガラスとコンクリートの破片が散乱したアスファルトを踏み締め、男達は歩を進め始める。

殺し、犯し、蹂躙し、陵辱し、暴虐の限りを尽くす為に。

俺達に向かって近づいてくる!