俺はすぐさま身につけているタクティカルパンツのポケットから、自分の携帯を取り出した。
登録している電話番号から六道さんの携帯を選択。
『六道だ、どうした永瀬。ハルカちゃんと楽しんでんじゃないのか?』
電話は繋がり、即座に六道さんの声が聞こえた。
「そうしたいのは山々だったんですけど、ちょっと問題が発生しまして…」
俺は現在ハルカと共に山陰のとある都市を訪れている事、そのホテルで従業員に襲われた事を告げる。
「どうもこの従業員だけじゃない…街全体で何か異変が起きている雰囲気なんです…ちょっと調べてもらえませんか?」
『わかった』
すぐに受話器越しに、パソコンのキーボードを鍵打するような音が聞こえる。
しばらくして。
『永瀬、お前達のいるその街で、交通事故や殺傷事件の通報が昨夜から100件以上入っている。しかもその殆どが、警察や消防救急で処理できていない』
「処理できていない?」
六道さんの言葉に、俺は眉を潜めた。
登録している電話番号から六道さんの携帯を選択。
『六道だ、どうした永瀬。ハルカちゃんと楽しんでんじゃないのか?』
電話は繋がり、即座に六道さんの声が聞こえた。
「そうしたいのは山々だったんですけど、ちょっと問題が発生しまして…」
俺は現在ハルカと共に山陰のとある都市を訪れている事、そのホテルで従業員に襲われた事を告げる。
「どうもこの従業員だけじゃない…街全体で何か異変が起きている雰囲気なんです…ちょっと調べてもらえませんか?」
『わかった』
すぐに受話器越しに、パソコンのキーボードを鍵打するような音が聞こえる。
しばらくして。
『永瀬、お前達のいるその街で、交通事故や殺傷事件の通報が昨夜から100件以上入っている。しかもその殆どが、警察や消防救急で処理できていない』
「処理できていない?」
六道さんの言葉に、俺は眉を潜めた。


