「そんな嫌そうな顔しないでよ、あたし達の仲でしょ?」

スフェーンはあたしの髪をスルっと手串でとかし、にっこりして言った。

『う…うん』

そして、スフェーンとシンナバーは、魔戦士組合をゲラゲラ笑いながら出てったんだ。
それからしばらくクリーダとあたしは掲示板の前で黙って立っていた。

「気分が悪いので先に帰りますね」

『あッ!』

クリーダは怒っているのかな?さっさと帰っちゃったよ。
あたしだってあの2人なんかと一緒に行きたくないのに、でも断れないんだよ。

・・・今日はずっと一緒に居てほしかったなぁ

あたしはがっくり肩を落とし、重い足どりで魔戦士組合を出て家へ帰った。