その日、あたしはマトラ王国の魔戦士組合に来ていたんだ。

この組合には魔法使いや剣士などが登録してて、登録した人達は国が対応しないと~ってもやっかいな仕事をするらしい。
その仕事の報酬はかなり高額なんだけど、完全成功報酬制だから成功しないとお金はもらえない。

それにしても、、うーん・・結構人がいっぱいいるもんなんだなぁ。
見渡す限り強そうな人がいぱーいよ、何だかあたしって場違いって感じじゃない?
たっかっそーな剣を不必要に出してまたしまう、いかにも「オレ様別格キミらは三角」って感じで腕組んで通る人の装備見て鼻で笑ってる様なイヤ~な感じのまでいる。

げっ、目が合っちった・・こういうのに関わると大体ロクな事ないんだよナァ。

「ふふん?お譲ちゃんがここに何しに来たのかなぁ?」

ほらね、大体こういう奴らなんだよ。

『と・・とととッ』

「とととぉ?」

『と・・登録にッ!』

「はぁ~?よく聞こえなかったんだけど
 まさか組合に入ろうってんじゃねーよなぁ?」

そのまさかの組合に入ってやろうってんだよッ!文句あるのかッ!!!

『え・・えーと』

「組合に入るのは勝手だけどよ、
 少なくともオレ様ならお前なんかとパーティーなんて絶対組みたくねーわ」

男は凄く嫌そうな顔をして言った。

『なッ!?』

「どうせ何の役にも立てやしねーで寄生だけするのがオチだろ?
 いるんだよなー、しかもドン臭いからどうでもいいトコで死んだりして、パーティーの士気下げちゃう様な奴ってよぉ~!
 そもそもそんな小さくて戦えるのかぁ?」

『あ・・・あの』

うわぁ、もうダメだーッ涙があふれてくる!!