「おいっ!!焼却する奴をくれっ!」
『いきます!受け取ってくださいッ!』
わたしは焼却する為の物をラピスに向かって投げた。
わたしが投げた物、それは精霊魔法を核とした膨張後に核分裂を起こし、そのまま核融合にまで至る光の玉だ。
「なにぃぃぃーーーッ!?
ちょっと待ったァァァァーーーーッ!!」
そのラピスの声は届かない、わたし達はルビーの作ったグライダーで素早く飛び去っていたからだ。
わたし達の乗ったグライダーは、ものの10秒程で街の外まで飛び出し尚飛行し続けた。
「どの位離れるんだ?」
『そうですね、街が小さく見える位までは離れましょう』
街を振り返ると、街の中央部に真っ赤な玉が大きく膨張しているのが見えた。
膨張した玉はやがて天井が割れる様に崩れて大爆発を起こた。
その光は闇夜を真昼の様に照らし、そして天を焦がした。
わたし達は、街から遠く離れた小高い丘の上でそれを眺めていた。
「ウッハァーーッ!
久々に見たけどスゲェよなッ!」
『これが今わたしの使える最強の攻撃魔法です』
「でもさ、流石に勇者さまもこれじゃ生きちゃいないと思うぞ?
儚い恋だったよな、きっともう永遠に春はこないだろうな」
『さぁ?それはどうでしょう』
空を焦がす程の炎は、次第に小さくなって行き闇がまた訪れた。
『いきます!受け取ってくださいッ!』
わたしは焼却する為の物をラピスに向かって投げた。
わたしが投げた物、それは精霊魔法を核とした膨張後に核分裂を起こし、そのまま核融合にまで至る光の玉だ。
「なにぃぃぃーーーッ!?
ちょっと待ったァァァァーーーーッ!!」
そのラピスの声は届かない、わたし達はルビーの作ったグライダーで素早く飛び去っていたからだ。
わたし達の乗ったグライダーは、ものの10秒程で街の外まで飛び出し尚飛行し続けた。
「どの位離れるんだ?」
『そうですね、街が小さく見える位までは離れましょう』
街を振り返ると、街の中央部に真っ赤な玉が大きく膨張しているのが見えた。
膨張した玉はやがて天井が割れる様に崩れて大爆発を起こた。
その光は闇夜を真昼の様に照らし、そして天を焦がした。
わたし達は、街から遠く離れた小高い丘の上でそれを眺めていた。
「ウッハァーーッ!
久々に見たけどスゲェよなッ!」
『これが今わたしの使える最強の攻撃魔法です』
「でもさ、流石に勇者さまもこれじゃ生きちゃいないと思うぞ?
儚い恋だったよな、きっともう永遠に春はこないだろうな」
『さぁ?それはどうでしょう』
空を焦がす程の炎は、次第に小さくなって行き闇がまた訪れた。


