『クリーダは何読んでるの?』

あたしが乗り物を運転している横で、クリーダは熱心に書類を読んでいた。

「1年前の討伐記録の資料です、組合から参考資料として頂いて来ました
 作戦参加人数は108人も居たそうです」

『えーーーッ!?なんて大人数なんだ』

「参加者のクラス一覧も書いてありますよ
 ランク10のバーサーカーも載ってます」

『ふむ、それだけ居て失敗するって原因とか書いてないの?
 反省会とかしなかったのかなぁ』

「そういう事は書いてないですね、
 この資料には参加した者のクラスとランクだけで名前もありません」

『随分といい加減だよねー、到着してから聞くしかないのかー・・
 注意点位は教えてくれるんだろうし』

予定通りあたし達はその日の夜にリドナに到着する事が出来た。
リドナの街は首都に近いだけあって街の建物が綺麗で大きい、首都との行き来の宿場なので宿泊所もきっと多いはずだ。
街に入ると思った通り軍の車両をあちらこちらで見かけた、まずは軍にどうすべきなのかを聞いてみるか。


『と、その前に…ッ!』

「どうしました?」

『今回のキャラを決定します!』

「やっぱり作るんですか‥」

『前回かなり好評だったから、今回も”んにゃん”で行くですんにゃん!』

「まぁ…一部には好評だったかもしれないですね…、小さい子には特に」

『名づけてミミとシッポの大冒険!リベンジ!』

「なるほど、今回の作戦もリベンジらしいですものね」

『おぉー!クリーダはうまい事言うんにゃん!』

あたしは又ミミとシッポを生やし、シッポをネジネジして見せた。
前回と違うのは服の色を白くしたから、ミミとシッポの色も合わせて白くした事。