「えっと、こんな事言うのは良くないのですが
 実はこの依頼は2回目なのです」

『2回目って…』

「一回目は1年前で失敗してます、前回は大勢の参加があったのですが…
 もちろん前回の生還者も居ますが、皆さん今回の参加は見送られています」

『ぐふぅーーーーッ!』

「今からでも考え直せますけど…」

『うーん…』


唸りつつクリーダの表情を窺がってみたけど、クリーダは何も言わずあたしを見てるだけだったよ。


『よしッ!参加しよう』

どういう表情になるかクリーダの顔を見てたけど、その顔には全く変化がなかった。
クリーダは全然臆していないね、もし表情が曇ったら撤回するつもりだったけど…。
と、言う事であたし達の次の仕事が決まった。

突然変異の魔物の討伐、サブタイトルには<リベンジ>と書かれていそうなこの仕事に。