「それじゃ、食事に出ましょうか」

『よしきた、何を食べようかー』

あたしが部屋のドアを開けようとしたら、クリーダはあたしの肩を掴んでそのまま引き寄せた。
両手であたしの体を包むようにしてギュッとすると、くるりと体を回転させてやさしくキスしてくれたんだ。


「今日はまだしてませんでしたから」

そのお返しに、あたしからもクリーダをギュッとしてあげてキスをしてあげた。
クリーダが目をつむるのを初めて見たよ、いつもあたしってされる側だったんだって事に初めて気が付いた。