「ねぇ沙智君....
キスしてよ。」
俺が迷ってると首に手が
回ってきて、キスされた。
触れるだけのキスだったけど、きもちわりぃ...。
中学生の俺、盛ってたな。
まじ反省....。
「気ぃ済んだ??」
すっげぇ冷たく言った
はずなのに、こいつは
めげないらしく、
首に腕を更に深く絡ませて
ネトネトしそうな
女特有の声で
「...沙智君もう一回だけ...」
とかいって盛ってきた。
手をほどこうとしたとき
耳元で
嘉弥がどうなってもいいの??
と囁かれた。
俺の手は、少し宙を浮遊して
下にうなだれた。


