俺は
ベッドに座って
突っ立ったまんまの
嘉弥を見上げた。


そう、仕返し。
で、上乗せ。
甘ったるい声で名前を呼んだ。


顔が紅くなってくのに
追い討ちをかけるように



「嘉弥それどういう意味??」


「へ??」

すっげぇ間抜けな声。
それすら可愛い俺は
重症だな。



「だから、
嘉弥俺の顔好きなの??」



「...って顔??」



俺のこと好きなの??
なんて聞くわけねぇだろ。

言わせたいけど
そこは自発的に言えよ。