理性と戦う俺....健気。


戦うこと数十秒。
そろそろ限界が来たとき、



「沙智ズルい。」

と嘉弥からのお言葉。
いやいや。

「は??」


「180オーバー。」


「はぁ??」


「天然キラー」


「何??」


「色っぽい。」


「嘉弥??」


「ついでに艶っぽいっ」


「嘉弥っ」


質問しても呼んでも
答えないで突っ走りだした
嘉弥サン。

そしてそれが
ほめ言葉通り越して
好きっていってるようにしか
聞こえない俺の都合よく
出来た耳。

ヤバいな。
何としてでも好きって
言わせてぇ。