愛のかたち+



みんなが
目を見開いた。


もちろん俺もその一人。


ずかずかと
入ってきたそいつは

充を通り過ぎ
俺の腕を引っ張った。


「おい」


「…………」


「おい!



香!!」


俺は香の手を掴んだ。