頭の中が真っ白になる、というよりは熱に犯されて真っ赤になったような感覚。 茜先輩の腕を掴み冷たい壁に押し付けた。その腕は細く力を込めると骨に直接触れているようだった。 そこで俺は予想外に大きく分厚い自分の手に驚いた。 由紀にもこんな簡単に身動きを封じることができるのだろうかと、ふと、思った。